既にdeprecatedとされている従来のadd-on (extension)が使えなくなるため、特に以前からのuserは大きな環境の変更を迫られる。
対策は大きく分けて次の通り:
* Firefox ESR 52を使って暫く環境を維持 (〜2018-06-26)
* WebExtensionsに対応した代替を見付けて新しい環境へ移行
* Firefoxから別のweb browserに乗り換える (Firefox系列 / 非Firefox系列)
ESRで暫く繋ぐ
主に企業user向けに提供されているESR版は、新機能の追加や抜本的な変更が (次のreleaseまでは)行われない。最新版であるESR 52は2018-06-26までsecurity updateの対応がなされる。
cf. <https://www.mozilla.jp/business/#esr>
Pros
* Firefox 52をbaseにしているので従来のadd-onも問題なく動く (はず)
* 移行の手間がそれほど掛からない
* 頻繁なupdateから開放される
Cons
* あくまで対症療法であり、何れは移行先を見付けなければならない
WebExtensionsの世界へ移行
今使っているadd-onやthemeなどの必要性や移行先を検討し、新しい環境へと移行する。
Addonやthemeに余りこだわりがないとか、使い始めたばかりで移行すべきものがないとか、customizeを全く/ほとんどしないuserに向いている。
Pros
* 根本的な対策であり今後暫くは継続的に使える環境が構築できる (はず)
* 改良されたFirefoxのuser experienceを満喫できる
Cons
* 様々にcustomizeしていたuserほど手間も時間も掛かる
* 便利に使っていたaddonやお気に入りのthemeの代替が存在しない
同系統のBrowserへ乗り換え
例えば、以下はFirefoxからforkしたbrowsersである:
* Waterfox (cf. <https://www.waterfoxproject.org/>)
* Pale Moon (cf. <https://www.palemoon.org/>)
XULやXPCOMといった技術が引き継がれるので「深い所まで自由にcustomizeできてこそFirefox」という人には向いている。
Pros
* (おそらく) 移行にかかる手間は少なくて済む
* 現在使っているaddonやthemeなどの資産をそのまま使える
* 見た目や操作体系が同じ
Cons
* 枯れた技術が保守されている状況なので大幅な性能の改善は見込めない
* Browserそのものshareが少ない (websiteが正式に対応していなかったりする可能性が高い)
全く別のBrowserへ乗り換え
現在使っているaddonやら何やらの代替が見付からない場合、いっそ全く別のbrowserに乗り換えてもかかる手間は変わらないかもしれない。
* Google Chrome (或いはChromium)
* Microsoft Edge (Microsoft Windowsのみ)
* Apple Safari (Apple macOS, iOSのみ)
* Opera
* Vivaldi
* Brave
* etc, etc ...
特にChromeはuser数が多くextensionsも充実している (と考えられる)。
Pros
* BrowserはFirefoxだけではないと分かる
* 真っ新な環境から始められる
Cons
* 検討すべき候補がありすぎて選ぶのに手間取る
* これまでの操作体系とかなり異なる場合慣れに時間がかかる
* 移行に手間がかかる (かもしれない)
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