具体的には物理的にクリックしづらいし (しかも音がうるさい)、スクロールできない点が特に気に入らなかった。
しかし、synclient (/usr/bin/synclient)というprogramを通して適切な設定をすると非常に使いやすくなる。
各種準備
Linux kernelの準備
Linux kernel 4.1にはdriverが含まれている:
> Device Drivers → Input Devices → Mice → Focaltech driver
synclientのinstall
xserver-xorg-input-synapticsというDebian packageに含まれている。
設定
以下の設定だけでも非常に使い勝手が向上するが、他にもホイールスクロール (iPodのあれ)のエミュレーションなどもできる。2本指でタップ → 右クリック
% synclient TapButton2=3
3本指でタップ → 中クリック
% synclient TapButton3=2
2本指で縦方向にスライド → 画面スクロール
% synclient HorizTwoFingerScroll=1
設定の永続化
synclient commandによる設定は次回のX sessionには引き継がれない。よって、何かしらの方法でsessionの開始時に自動設定するよう仕掛ける必要がある。
たぶん一番かんたんなのは~/.xsessionに直接synclientのcommandを羅列する方法で、当方ではこれを採用している。
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