Hardware requirementsは確認しよう
最初、HDDの領域として最大8 GiBを割り当てたのだがinstallが途中で止まってしまった。
host machineのdmesgにもdirect I/Oがどうのでdiskの内容がcorruptしたかも、みたいな赤文字のerror messageが出た。何事かと思ったら、原因は8 GiBでは足りないことにあった。
Kali Linuxのofficial websiteにあるinstallation prerequisitesによれば:
- A minimum of 20 GB disk space for the Kali Linux install.
- RAM for i386 and amd64 architectures, minimum: 1GB, recommended: 2GB or more.
- CD-DVD Drive / USB boot support
cf. [Kali Linux Hard Disk Install – Kali Linux](https://docs.kali.org/installation/kali-linux-hard-disk-install)
とある。実際、install後にdfで見てみると10 GiB近く (9.6 GiBぐらい)使っていた。これはinstallation processだって止まる。
現在のversionのVirtualBoxはGUI (Virtual Media Manager)から簡単にdisk領域の拡張ができるので8 GiB → 32 GiBに拡張して解決した。
Swap partitionの削除に際しての注意
Partitionの分割を間違ってswapを有効にしてしまったので、fdiskで消してext4 (root partition)に割り当て直してresize2fsで拡張したまでは良かったが、その後bootにやたら時間が掛かるようになってしまった。
systemd-analyzeで見てみたりもしたのだが、いまいち原因が分からず。というのも、systemd-analyzeから詳細が見えるのはsystemdによるboot processであって、systemdが呼び出される前については分からないからだ (systemd-analyze plotで出力できるchartにおける"kernel"の部分)。
GRUB menuからrescue modeで立ち上げてみると、/etc/initramfs-tools/がどうのというmessageが出ており、ここで30 secほど待たされていた。調べてみると、/etc/initramfs-tools/conf.d/resumeというfileに指定されているswap partitionを待っているのが原因と分かった (cf. [#860533 - initramfs-tools: boot delayed by 30sec. due to /scripts/local-block loop - Debian Bug report logs](https://bugs.debian.org/cgi-bin/bugreport.cgi?bug=860533))。
RESUME=none
と変更して解決した (cf. [Linux Manpages Online - man.cx manual pages](https://man.cx/initramfs.conf(5%29))。
Metasploit Frameworkに関する注意
Metasploit FrameworkはDBMS backendとしてPostgreSQLを利用している。
起動時にPostgreSQLへ接続するのだが、折しもPostgreSQL 10 → PostgreSQL 11へのupgradeを先に行ってclusterの移行をせずにそのまま削除したため、port 5432に接続できずerrorとなった。
/etc/postgres/11/main/postgresql.confにて:
port = 5433
となっていた箇所を
port = 5432
に変更して解決した。
PostgreSQL 10のclusterと11のclusterが同時に立ち上げられると、default port 5432が10のclusterで使用され、11のclusterは自動的に5433を使う。この名残りが今回のerrorの原因である。
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