2018年12月12日水曜日

Kali LinuxをVirtualBoxにinstallしてみた

Hardware requirementsは確認しよう


最初、HDDの領域として最大8 GiBを割り当てたのだがinstallが途中で止まってしまった。

host machineのdmesgにもdirect I/Oがどうのでdiskの内容がcorruptしたかも、みたいな赤文字のerror messageが出た。何事かと思ったら、原因は8 GiBでは足りないことにあった。

Kali Linuxのofficial websiteにあるinstallation prerequisitesによれば:

  • A minimum of 20 GB disk space for the Kali Linux install.
  • RAM for i386 and amd64 architectures, minimum: 1GB, recommended: 2GB or more.
  • CD-DVD Drive / USB boot support

cf. [Kali Linux Hard Disk Install – Kali Linux](https://docs.kali.org/installation/kali-linux-hard-disk-install)

とある。実際、install後にdfで見てみると10 GiB近く (9.6 GiBぐらい)使っていた。これはinstallation processだって止まる。

現在のversionのVirtualBoxはGUI (Virtual Media Manager)から簡単にdisk領域の拡張ができるので8 GiB → 32 GiBに拡張して解決した。

Swap partitionの削除に際しての注意


Partitionの分割を間違ってswapを有効にしてしまったので、fdiskで消してext4 (root partition)に割り当て直してresize2fsで拡張したまでは良かったが、その後bootにやたら時間が掛かるようになってしまった。

systemd-analyzeで見てみたりもしたのだが、いまいち原因が分からず。というのも、systemd-analyzeから詳細が見えるのはsystemdによるboot processであって、systemdが呼び出される前については分からないからだ (systemd-analyze plotで出力できるchartにおける"kernel"の部分)。

GRUB menuからrescue modeで立ち上げてみると、/etc/initramfs-tools/がどうのというmessageが出ており、ここで30 secほど待たされていた。調べてみると、/etc/initramfs-tools/conf.d/resumeというfileに指定されているswap partitionを待っているのが原因と分かった (cf. [#860533 - initramfs-tools: boot delayed by 30sec. due to /scripts/local-block loop - Debian Bug report logs](https://bugs.debian.org/cgi-bin/bugreport.cgi?bug=860533))。

RESUME=none

と変更して解決した (cf. [Linux Manpages Online - man.cx manual pages](https://man.cx/initramfs.conf(5%29))。

Metasploit Frameworkに関する注意


Metasploit FrameworkはDBMS backendとしてPostgreSQLを利用している。

起動時にPostgreSQLへ接続するのだが、折しもPostgreSQL 10 → PostgreSQL 11へのupgradeを先に行ってclusterの移行をせずにそのまま削除したため、port 5432に接続できずerrorとなった。

/etc/postgres/11/main/postgresql.confにて:

port = 5433

となっていた箇所を

port = 5432

に変更して解決した。

PostgreSQL 10のclusterと11のclusterが同時に立ち上げられると、default port 5432が10のclusterで使用され、11のclusterは自動的に5433を使う。この名残りが今回のerrorの原因である。

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